立ち位置・・・

長いゴールデンウイークを過ぎてから弥生と移住先を探しに出かけた、天気予報が悪くなるというので伊奈から飯田、水窪の山ん中を走って嵐の中春野町へ峠ごえをした、霧も深く散々な眼にあったけど山深いところは無理という結論が出た・・・

菊川で一泊して高速で川崎に出てアクアラインを走って木更津から南房総に向った、途中鋸南町の不動産屋に寄ったんだけど4ナンバーの業者車で堅気じゃあなかろうなって服装の夫婦だったので冷たくアシラワレテしまった・・・(笑)

次の日は南房総市の不動産屋で数件の見学をしたんだけどなかなか良い物件にはあたらなかった、業者との話の中で風がずいぶんきついという話し、軽井沢から暖かい南房総に移り住む人たちが多いということだった・・・

外環を走って夜遅くに帰ってきたんだけど海風が強いところはやめようと軟弱な夫婦の意見はすぐまとまった・・・(笑)

人はどちらかに決めなきゃあならないことが多い、その時なにを基準に決めるのかっていうと、多くの場合自分に利益がつくほうに付いたりすることが多いし、日ごろ親切にされたり世話になったりすることが多いほうに付くらしい、そのときはそれが正しいと思うらしいんだけど何ヶ月とか何年とか先になってとんでもない不運不幸にがんじがらめになることが多い・・・

判断能力がないから決断実行をその場の利益とか世話になってる、自分好みの人を正しいと思い尻馬に乗ってしまう愚かさはワラウシカナイ・・・

今日の決断実行は今日をしのぐためだけじゃあなくて近い将来遠い将来の幸せと幸運を手に入れるためのもの、だからハラハラドキドキしながら精一杯の手を打つんじゃあなかろうか・・・

消費税据え置きの8パーセントと2パーセント上がりの10パーセントになるって騒いでいるけど、こんなことに巻き込まれる鰯の群れには参加できない、みりんは酒だから10パーセントになるって、官僚政治家は晩酌にはみりんを飲めばいい、まあ、どんなに間抜けな妻でも止めると思うけど・・・(笑)
ペットボトルの水は8パーセントで水道料金は10パーセント、国家公務員国会議員が考えて実行してもデフレはマダマダ続くんじゃあなかろうか・・・

危険予知・・・

事故で怪我したり死んでほしくない、災害現場で屋根にブルーシートを張る作業で何件も二次災害が発生してるらしい、ボランティアだったり近所に頼まれたり率先して他人の屋根にブルーシートを張っているときの事故らしい・・・

大きなブルーシートを風があるとき広げれば煽られて端を持ってる人は持ちきれないし、一人が離せばほかの人が降り飛ばされる、雨が降ってる最中のブルーシートはスケート場に立っているのより危険な状態だ、おまけに屋根は勾配がある・・・

屋根に登るのに梯子をかける、これも風の中梯子を動かないように固定しなけりゃあ危なくてしかたがない、おまけに屋根の前後の地面から地面に固定してロープも張らない、張らなきゃあ安全ベルトをどこに引っ掛けるんだろう・・・

砂袋を下から梯子の上にいる人に放り投げ、その砂袋を屋根の上部に放り投げする作業をテレビで見た、梯子の固定は、ヘルメットは、安全ベルトは・・・

必死になって夢中になっているから危険を予知できない精神状態だと理解はできるけど・・・

 

安全策・・・

弥生が助手席で昔の話をしだした・・・

俺が運転手だった頃、青森の帰りにホタテの土産を世田谷通りの路地に入ったところの弥生の家に届けた時のことだ、最初に下り車線にハザードを叩きながら車を停めて後ろの車の進行を妨害しておいて、後ろの観音開きの扉を開けて道に待ってた弥生に手渡しして、次に上り車線に車の頭を突っ込んで路地にバックして入ってユーターンして環八に戻っていった・・・

このときのことを思い出したらしい、大型トラックが狭い道から大通りに曲がる行為は難しいの?って・・・

人で溢れている12月31日のアメヤ横丁にバックで入って魚屋の店先で荷降ろしする仕事もあった、誘導してくれる店員が怒鳴っても誰もどこうとしない、というか、どけないくらい混雑してた、仕方が無いので人が倒れたら車体を力いっぱい叩けと言って最低速でジリ、ジリ店先までつけたこともある・・・

俺は無事故の距離が人より長いのかもしれない、それはたぶん登場してくる人間、近寄ってくる運転手の技術を信用してない、信じていないからなんだと思う、狭い道でスピードを出して真ん中を当たり前のように走ってくる車、一旦停止車線があっても無視して広い道に入ってくる車、なんでもありの車社会だから俺は青信号でも左右に首を振りながら入っていく、争いごとはメンドクセーから高速三車線で追い越し車線に入っても1台抜いたら真ん中の車線に直ぐ戻るし追い越し車線で後ろから煽られることなんかない、万が一煽られてもハザードを叩いてノロノロしてるのを謝って直ぐ左ウインカーを叩いて道を譲る意思表示をしてる、嫌がらせを受けて殴られるのもエアーガンで脅されたりしたら自分がコワイ・・・(笑)

小象のころ、わざとのろのろ走って火のついたタバコを後ろに投げたり、飲みかけのコーヒー缶を後ろに投げて揉め事を起してた連れがいた、若い頃はなんでもありなんだと思っていたら今の時代は40代でも50代でも60代でも車に乗ると人が変わるらしい・・・

 

人間・・・

67歳の運転手が踏み切り内で立ち往生させているトラックに電車が激突して大きな事故になってしまった、早朝千葉の会社を出て積み込んで目的地に運ぶ途中で道に迷ったためらしい、道がだんだん細くなって心配になったら200メートルでも300メートルでもバックさせりゃあよかったんだろうし、踏み切りに入る右折でも踏み切りに入らない左折でも時間をかけてゆっくりやりゃあなんとかなったことだと思う、人に迷惑かけてるって慌てたりもたもたしてるって人に見られてあせったりするような小僧じゃあねえだろうが・・・

もたもたしてるところを迷惑そうに見ていたりスマホで撮り続けたりするより電車の停止ボタンをトットト押す事が出来ネーダロウカネー人間・・・

早まって押して電鉄会社から迷惑料を請求されるのが嫌なんだろうか・・・

実際迷惑料は発生するわけないだろうし始末書だって書かなくていい場面だったのに・・・

事故を見たことを笑顔で周囲に自慢する素晴らしい人間・・・

 

暑さ

少し長めのインド旅行に挑戦してみた、前半はインド北部で標高も高いので寒いだろうと思っていたけど日が昇ると暑くてゲロゲロ、そして後半はデリーとジャイプールで暑くて暑くて・・・

帰国して軽井沢、2日間だけ涼しくて直ぐに暑さ復活、暑さに慣れて帰国してるので文句は無いんだけど・・・

軽井沢でこれだけ暑いんだからって弥生がいきなり移住先を探すのをやめることに決定したらしい、去年の暮れ本気で九州四国紀伊半島伊豆半島富士周辺房総半島・・・(笑)

それにしても身体がインド仕様から日本仕様に戻らない、まあ次の旅行までに戻りゃあいいだけ、帰ってきてやったことは草刈とジャガイモ掘りなんだけど、どちらも全部できるのはまだまだ・・・

 

レーの旅行代理店

パンゴン湖に出かけるのに許可証が必要なのでレストランラマユルの前の坂を上りながら左手にあった代理店に入った、60代のオーナーが俺たちが日本人だとわかると引き出しから何冊もの日本のパスポートを自慢げに放り出してくる、なんなん・・・(笑)

また少し歩いて今度は右側のラフティングが得意そうな代理店に入って聞くと席に座った女性が俺たちの質問を立って聞いている男性に聞く、そして座ってる俺たちの前に計算機を滑らせてくる・・・

坂道を歩いて大通りに出て左に曲がってメインバザールの通りを曲がらないで道が狭くなる手前の右側奥右側に細い道がある隣の代理店になんとなく入った、最初に2軒の代理店の対応を話したら大うけしてる、見積もりもさほど大差は無い、9000ルピーのタクシー代金許可証一人650ルピーなのでここに決めた、安くしたければ客が7人乗れるので代理店に集めてもらうか許可証が一番安いところを探し、タクシーもタクシー溜まりで運転手を捜せばいい・・・

 

レーからザンスカール センゲラ ピシュ パドム カルギリ

センゲラを抜けるところまで2018年7月車道が出来ていた・・・

レーから7500ルピーぐらいか・・・

トレッキング最終地点になることが多いピシュにはキャンプ場がありタクシー事務所があった、ホームステーもあった・・・

パドムは小さな集落で郊外におしゃれなゲストハウスが並んでる、タクシーの運転手はそこに連れ込みたがったけど集落の真ん中で降ろしてもらって近くのホテルに決めた、バスなんかぜんぜん予定が無くタクシーもなかなか見つける事が出来ない、それでもレーに直接行く乗り合いタクシーが集落の真ん中の三叉路に行くとフロントにレーと書いた看板で客を集めていた、助手席が一番高くてついで真ん中3人席そして後ろの3人席になる・・・

レーまで1500から3000ルピーぐらいで15時間走りっぱかカルギリで1泊するのか悩みどころだった・・・

結局カルギリ泊を選んだ、初めての町はバス駅近くで泊まるが鉄則なのでバス駅から歩ける範囲に宿を決めた、夕方バス駅に行くとレーまで400ルピーで行けるとのことだけどラマユルで15分ぐらい休憩したいので乗り合いタクシーを選んだ・・・

 

国際線で深夜デリーに着いて早朝レーに飛んだ・・・

Eビザの入国審査は一番奥だった、顔写真はみんなすんなりなんだけど指紋採取の段階で多くがうまくとれない、係官がいちいち席を立ってレンズをティッシュでふき取るんだけど・・・(笑)

機内で審査書類1枚渡されて関税審査の書類は無しだった、結局誰の持ち物も検査されてなかった・・・

今回はチャイナでデリー着、翌朝ゴーエアーでレーに向う、入国スタンプをもらってビル内だけど無事入国、第3ターミナルの外を眺めながら仮眠場所を探すと右手奥に同じような人たちが集まっていた・・・

ゴーエアーは第2ターミナル発なので2時間前に第3ターミナルの一番左の出口を出て左側に見えるビルに向う、カートを押して暑いなかの移動なので遠く感じるけど500メートルもなかったのでは、で、最初の建物についてエレベーターで地上に出ると目の前のビルが第2ターミナル、道を渡ってポリスにチケットとパスポートを提示して荷物検査をしてゴーエアーのカウンターへ、全便チェックイン可能だった、機内では水、食事購買自由・・・(笑)

雪山を眺めながらレーに到着、荷物を背負ったところで係官に書類を渡されたので書いて出す、2018年7月15日時点で空港から町まで350ルピーのタクシー料金だった、タクシーって言ってもスズキマルチ・・・(笑)

レーからデリーは同じような値段だったのでジェットエアーを選んだ、町から空港は500ルピーで代理店で頼んでもホテルで頼んでもおなじで100ルピーぐらいの値引きはしてくれそうだった、タクシーユニオンからのキックバックがかなりあるということなんだろう・・・

飛行場に着くと長い行列と短い行列が出来ていた、長いほうがゴーエアーで短いほうがジェットエアーだった、建物に入って荷物検査そしてチェックインカウンターに並びながら着たときと同じように書類を1枚書いて係員に渡してチェックイン、この時はビジネスが空いていたため勧められたけど断った、機内では朝の食事と水が支給された・・・(笑)

デリー着は第3ターミナルだった、そのままメトロの案内にしたがって50ルピーでニューデーリー駅まで行った・・・

 

大きな災害で大きな被害が出るたびに予測不可能だという、本当だろうか・・・

人工知能が正確に予測出来てるんじゃあないんだろうか、地震噴火津波台風豪雨土砂崩れ土石流・・・

交通事故でさえ起こる前兆を感じたらその車が走れなくなるような工夫が出来てるんだから、人工知能を搭載してない車の製造禁止販売禁止・・・

政治家も官僚も廃止して人工知能にやらせりゃあいいし裁判も人工知能、医療も人工知能・・・

人間らしく生きるってなんなん、危険な地域であることを隠して土地や家が欲しい人たちに売りつける、家が立ち並べばハザードマップ内でも住みやすい街だと人々は勘違いしてしまう、自然災害なのかある種の人災なのか・・・

人工知能がそこに住んだ時の危険度を公表することを義務付けてりゃあどうだったのか・・・

 

キジが、「遊ぼう遊ぼう!」って、窓際でパソコンをいじってる俺を呼んでいる、カメラを向けてもびっくりもしない、あげくに座り込んで時々俺のほうに顔を向けてくる、まったく・・・

うめがいなくなってそろそろ1年になる、これからは弥生と二人で旅の空の下に重きを置いて生きていこうって思っている・・・

人の邪魔をしないで人に邪魔されないで、人の理想や考え方を聞かないで人に自分の考え方や理想を話さないで生きていく・・・

旅に出るとき出かけたあと、俺は家や親兄弟を心配した事が無い、家は火災水害地震にあうこともあるし人に火をつけられることも外水栓の蛇口を開けっ放しにされることもあるしプロパンの栓をはずされることもあるかもしれない、そんなことを旅先で心配してどうなる、どうにもならねーだろう、家や財産が一瞬で消滅したからってどうってことはない、初めからまた始めりゃあいい、俺の命がひとつ弥生の命がひとつ残ってりゃあいい、それだけ・・・

親兄弟が大病したり危篤だと知らされたって帰る理由にはまるでならない・・・

文明が発達して人々は便利さを楽しんでいる、標高3000mを超えて酸素も薄い中パソコンやスマホを使って自分が戻る世界の情報を1分でも絶やすことを嫌がっている、家になにかあったら直ぐ帰国、親兄弟になにかあったら直ぐ帰国、勤め先になにかあったら直ぐ帰国、本当に馬鹿につける薬はねーってやつだ・・・

せっかく日々の生活を抜け出しているのにパソコンスマホで自分の首を絞めてる鰯の群れ、なんとかならねーんだろうか・・・

これからは行き先も決めない、帰りのチケットも持たない、誰にも知らせないで弥生と二人だけで旅を続ける・・・