安全策・・・

市場へ行ったときにシルクストールを見つけて数軒でラストプライスをチェックした、ラストプライスって言うのは12枚ぐらいからの話だから俺が500枚揃えてから再度ラストプライスを引き下げる交渉をしても不思議じゃあない、だけど俺の常識じゃあないからやらない・・・

30枚ぐらいは難ありで捌くし70枚ぐらいは特価で捌くことになるだろう、300枚ぐらいが定価で捌けて残りの100枚がセール品になるだろうって簡単に予測がつく、重さと体積からカーゴの値段、買う値段と数量から関税、消費税もわかるんだから1枚あたりの日本での販売価格も分かるってことだ、そこで1枚につき3円とか6円とかの長時間値引き交渉をやったり、くだらない品質チェックを1枚ずつやったりして俺の利益を増やすことより、体力を消耗させないで素早くホテルへ帰ることのほうが重要なことだ・・・

植物染めの手織り布を買うとき、相手の言い値は1メートルの値段だったからこれも60メートルも買うんだから値段の交渉してもいい状況だろう、だけど無理やり値引き交渉して下げさせると良質の手織り布の価値を下げさせることに繋がってしまう、この先も俺が相手の言い値で買えば集めてくる相手も織り手から無謀な額の搾取はしないで、そこそこの搾取で我慢するのかもしれない、いい布を扱う人間はいい人であってほしい、そうすれば弥生の好きな手織り布が弥生の前から姿を消す日が来ないのかもしれない・・・

俺の考え方や生き方は多くの人と大きく違うのかもしれない、買ってきたものを売るには日ごろから人脈を増やしていく努力が必要で嫌な人にだって買ってもらう努力をすることだと言われることが多い、知っているけど嫌な人には見せないし売らないし、嫌な人とは付き合いもしない・・・

嫌な人と付き合うということは疫病神と仲良くするということになるんだから、いつも疫病神が近くにいるってことは運気が下がっていくってことになる、そうまでして人脈を作って目先のおカネを集めてもそのおカネで将来の幸せを壊してしまうことになる、俺はそんな危ない橋を渡らない・・・

おやすみなさい・・・いい夢を・・・

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