小象のころ付き合っていた悪たれどもはいつも男で生き抜きたいという価値観で生きていた、普段は八方破れの言動でとんでもない生き方だったけどいざという時は男らしく堂々としていた、揉め事になりそうなときは先に何処の誰か名乗るようにしてたし相手にも名乗らせたしいざという時に嘘をつくこともなかった、これができないと周囲からバカにされるし相手に人生を潰されてもしかたがないと飲み込んでいた、反対にいざという時相手に嘘を言われたり不誠実な態度をとられたら面子を潰されたとして相手の人生を潰しても当然だという常識だった・・・
中学入学直後クラブ活動するのを義務付けられていた、それでも家の手伝いを理由に逃げていたんだけど熱心に誘ってくれた教師がいてある運動部に入ることになった、その初日教師がいないとき上級生が1、2年を並ばせて隅から平手打ちを始めた、俺は殴られる前に荷物を持って逃げ出した・・・
次の日から上級生が休み時間や昼休みに来るようになった、教師も来るようになったので人に一方的に殴られるのが嫌だと状況を説明し部活をやめると申し入れた、毎日のように来る上級生に何も言わないで対応してたら脅されたので殺すぞって脅し返した、小学校でイヤガラセイジメを受けてウンザリして中坊で毎日キレていたので当たり前に孤立・・・
小象になって大人になりかけても小学校のトラウマで人に触られるのがダメだった俺には運動部で上級生や監督に罵倒されたり殴られたりシゴキを受けたりしても平気で我慢しながらレギュラーを目指すことができたり、殴られてシゴキを受けて嫌な思いをしてきたのに自分が上級生になって下級生を殴ったり大人になって子供たちを奴隷扱いする指導者になれるなんて信じられない、嫌な事があったらその場でその相手を潰すだけでいいのに何年も屈辱感を我慢して昔のうさを晴らすなんて笑い話か・・・
事件があるとテレビでいろんな人間が謝罪会見とやらをやる、ウンザリすることのほうが多いのであまり見ないんだけど今日は見た、20歳男学生これからアメフト部のコーチ前監督との関係、日大との関係がメンドクサイ状況になるだろう、日大本部アメフト部は組織を守るためならなんでもする、組織を大きくするために腐った人間を増やし続けた結果がここから出てくるだろう・・・
悪さをした時いざという時、何処の誰か名乗り謝罪と反省の言葉を吐いた20歳男、どうだろう自分の20歳の時、悪さをした時、何処の誰か名乗れるだろうかまして顔出しして大勢のマスコミの前で正直な気持ちを話せるだろうか・・・